近年、歴史や文化的意義、産業などにちなんだ記念日が多く認定されていますが、６月４日といえば、「６（む）４（し）」にちなんだ「虫歯予防デー」ですね。「歯科口腔保健の推進に関する法律」の施行に伴い、６月４日から10日までの期間を「歯と口の健康週間」と呼ぶようにもなっています。

虫歯はれっきとした病気ですが、風邪のように自分の免疫力で治すことはできません。初期の虫歯であれば、少しの治療で治すことが可能ですが、ひどい状態にまで進行していると治療が大がかりになり、時間も費用もかかってしまいます。

虫歯にならない、あるいは早期に発見できるよう、日ごろからお口の健康に関心を持っておきたいものです。そこで実践していただきたいのが歯の定期健診です。

厚生労働省の調査によると、歯科予防先進国のスウェーデンにおける80歳代の残存歯数は平均21.1本あるのに対し、日本の80歳代は13本しかなく、中高年以降から、急速に歯を失っていく傾向があることもわかりました。お口の健康を維持することと健康寿命には関係があると考えられており、日本でも予防歯科の一環として大人の歯科健診の義務化が検討されているそうです。

ていねいな口腔ケアと歯科健診をしっかり行っていれば、歯の寿命をもっと延ばすことができます。

「歯と口の健康週間」をきっかけに、歯を長生きさせる習慣を取り入れてみませんか。

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