こんにちは。たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。

みなさんが歯磨きで使用されている「フッ素入りの歯磨き剤」、年齢によって適量があることをご存知でしょうか。

スウェーデン・イェーテボリ大学の研究によると、「フッ素入り歯磨き剤」（チューブ式）を大人の歯全体に行き渡らせるためには、歯ブラシ全長の約２cmの量が必要であることがわかりました。

この研究結果を踏まえ、日本ではフッ素を含んだ歯磨き剤の使用について変更がもたらされました。

＜歯磨き剤の適量＞

・生えはじめ～２歳までは米つぶ程度（１～２mm）

・３～５歳はグリーンピース程度（５mm）

・６歳～成人は歯ブラシ全長（２cm）

以前は、歯磨き剤のつけすぎはよくないといわれました。その理由として歯磨き剤によって泡立ちや清涼感が得られるため、ついつい磨いたつもりになってしまい、磨き残しが起こってしまうからです。

また、研磨剤を多く含んだ歯磨き剤の場合、それで強く磨くと歯の表面にあるエナメル質を傷つけてしまう可能性もあります。

フッ素の効果を高める歯磨き方法についても調べてみました。

１、歯磨き剤をつけずに歯を磨き、汚れを落とします。

２、適量の歯磨き剤をつけ、フッ素が定着する２分以上をめどにブラッシングします。

３、すすぎは10ml程度（ペットボトルのふた）の少量の水で１回のみ行います。

歯磨き後、１～２時間、飲食を控えるとフッ素の虫歯予防効果が上がるようです。

フッ素は歯の表面を強化し、虫歯菌の働きを弱め、虫歯になりにくくする働きがあるといわれています。フッ素入り歯磨き剤を上手に利用し、虫歯予防に取り組んでいただきたいと思います。

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