お知らせたんぽぽ会歯科より歯のおはなし
奥歯の嚙み合わせが寿命に影響?

こんにちは。たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。
先日、お口の健康に関する気になる記事を見つけました。
「75歳以上の高齢者で、奥歯のかみ合わせが悪い人ほど死亡するリスクが高い」というショッキングな内容でした。
これは大阪大学を中心とする研究チームが大阪府歯科医師会などの協力を得て、府内在住の後期高齢者約20万人に調査した結果で、このような大規模な追跡調査はこれまでなかったそうです。
調査方法は、歯の嚙み合わせを奥歯(16本)や前歯(12本)の状態から10パターンを想定し、年齢や性別。生活習慣病、認知症などの有無。喫煙や肥満などの影響を取り除き、分析したといいます。
それによると、状態の悪い入れ歯を使用している人や入れ歯を使っていない(歯が抜けたまま)人は、奥歯の噛み合わせがいい人に比べ、死亡リスクが1.8倍高まっていることがわかりました。
嚙み合わせが悪い状態だと咀嚼がうまくいかないので、胃腸への負担が大きく、健康によくないのは想像できますが、死亡リスクにまでつながるとは驚きです。
自分の歯を保つことはもちろん、歯を失っても適切な入れ歯などで補うことが健康や寿命に好影響を及ぼすのですね。
中年以降になると、年とともに虫歯や歯周病などで歯を失うケースが増えてきます。嚙み合わせの状態についても注意していただきたいものです。
たんぽぽ会歯科全院は、年中無休で診療しています。
ご質問や不安なことがございましたら、お気軽にご来院くださいませ。
2025/03/15 [Sat]