地域ぐるみで子どもの歯を守りましょう

こんにちは。たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。
小・中・高校では、学校保健安全法という法律により、歯と口の健康診断が行われますが、的確な健康状態を把握するには、事前の保健調査が重要とされています。
保健調査では、「歯が痛んだり、しみますか?」「歯肉から血が出ますか?」などの歯やお口に関する質問だけでなく、「1日何回間食をとりますか?」「おやつの時間は決まっていますか?」「食事中にテレビを観ますか?」「1日何回歯をみがきますか?」などの生活習慣や行動についての項目を入れることもできます。
つまり、学校歯科健診の結果には子どもたちの歯とお口の健康を守る情報がたくさん詰まっており、それにより正しい保健指導につなげることができるというわけです。
健診結果に記されているアルファベットの「C」はむし歯の状態、「G」は歯ぐきの状態を示します。「CO」は「初期むし歯」、Oは観察を表す、英語の「Observation(オブザベーション)」の頭文字からきています。COは歯磨きの徹底とフッ素塗布などのケアで改善できるむし歯、「GO」は軽度の歯肉炎で、定期的な観察と適切なケアにより健康な状態に戻すことが可能といわれます。
夏休みになると当院も子どもさんの受診で診察室がにぎやかになります。
もし、健診の結果、「異常なし」であっても、学校健診は短時間の集団診察のため、見落としがあるかもしれません。
子どもさんには歯科で丁寧に診察してもらい、お口の状態をチェックしていただくことをお勧めしたいと思います。
地域ぐるみで子どもの歯、守っていきたいですね。
たんぽぽ会歯科全院は、年中無休で診療しています。
ご質問や不安なことがございましたら、お気軽にご来院くださいませ。