歯は睡眠にも関係しているのです
こんにちは。たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。
季節は秋。ようやく寝苦しさから解放され、ぐっすり眠りやすい季節となりましたね。
夏の疲れを回復させ、厳しい冬に打ち勝つためにも、秋はしっかり眠ることが大事なんだそうです。
健康維持に欠かせない睡眠ですが、歯の本数と関係があるという興味深い記事が見つかりました。
東北大学が約2万人の高齢者を対象に、歯の本数と睡眠時間の関連性を調べたところ、
「歯がない高齢者は長時間、または短時間睡眠になるリスクが1.4倍以上」ということがわかったのです。
睡眠時間は短すぎても(4時間以下)、長すぎても(10時間以上)、死亡率の上昇や循環器疾患、肥満など、健康問題に影響を及ぼすことが知られており、体にとってリスクでしかありません。
そのようなリスクを助長させる要因のひとつが、歯というわけです。
歯は噛み合わせを保つ役割があり、歯が0本の人は下のあごが上方回転し、気道に影響を与え、睡眠時の呼吸を妨げる可能性があるといわれています。歯の本数と睡眠時間がどのように関連しているのか、検証結果が以下の通りです。
<歯が20 本以上ある人と比較し、歯が全くない人では短時間睡眠(4時間以下)のリスクが 1.4 倍、長時間睡眠(10 時間以上)のリスクが 1.8 倍と、両極端な睡眠時間のリスクが判明。歯が1~9本しか残ってない人でも、短時間睡眠のリスクが 1.3 倍、長時間睡眠のリスクが 1.5 倍高いことも判明した>
より多くの歯を残し、歯の健康を保つことが適切な睡眠時間の維持と健康長寿につながるのですね。
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