お知らせ
子どもの歯が事故で抜けてしまったら?
こんにちは。たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。
遊びやスポーツの最中、顔に衝撃を受けて「歯が抜けた」と駆け込まれるお子さんがごくたまにおられます。
歯ぐきの痛みはもちろんのこと、口から出血することもあるので、本人だけでなく、周りもパニックになってしまいますが、ここは慌てず、冷静に対応しましょう。
大事なポイントは抜けた歯を乾燥させないことです。歯の根っこの部分には「歯根膜」と呼ばれる組織があり、これが生きた状態であれば、かなりの確率で元通りに再植できます。しかし、乾燥させてしまうと組織が死んでしまうので、その可能性は極めて低くなります。
乾燥を防ぐには、「歯牙保存液」に浸けるのがもっとも望ましく、歯根膜が約24時間、生存するといわれます。その際、抜けた歯の根っこは触らず、水洗いせず、そのまま液に浸すようにします。
学校の保健室に歯牙保存液を備えている場合があるので、保健室で処置してもらい、24時間以内に歯科を受診しましょう。
歯牙保存液がなければ、生理食塩水かコンタクトレンズ の保存液、牛乳でもいいですが、その場合は組織の生存時間が短いため、30分以内に歯科を受診してください。
正しい処置でお子さんの歯を守っていただきたいものです。
たんぽぽ会歯科全院は、年中無休で診療しています。
ご質問や不安なことがございましたら、お気軽にご来院くださいませ。
2023/08/25 [Fri]