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ハイレベルの美術品に巡り合える!

こんにちは。

たんぽぽ会歯科グループ広報の中村です。

[てらかどクリニック]のある和泉市を訪ね歩くシリーズ、今回は日本有数の実業家ゆかりの美術館「和泉市久保惣記念美術館」をご紹介します。

ハイレベルの美術品に巡り合える!

かつて泉州は綿花栽培がさかんで、繊維業が地元経済の発展に寄与しました。その後、社会情勢の変化により、明治時代から綿織物業を営む久保惣㈱は廃業。地元の名士だった久保家と会社が所有する膨大な美術品の散逸を避けるため、敷地等ともに市に寄贈されることになりました。そして1982(昭和57)年、東洋古美術を中心とする「和泉市久保惣記念美術館」が開館したのです。国宝2点、国の重要文化財29点を含む、約11000点を所蔵し、個人コレクションとしては日本有数の規模と質の高さが評価されています。昨年、開館40周年を迎えました。

先日、美術館を訪ねました。館内は撮影禁止なので、展示風景をご紹介できないのは残念ですが、印象的だったのはどこもゆったりしたつくりで、とても静かだったこと。名品と対峙できるかけがえのないひとときに気持ちが穏やかになりました。この日、展示されていた「重要文化財 源氏物語手鑑」は見応え十分でした。西洋美術品や浮世絵コレクションもあり、とくに浮世絵の展示は人気が高いそうです。

和泉市久保惣記念美術館入口

約5000坪の敷地には国の登録有形文化財の茶室(限定公開)や整備された庭園が散策できるほか、市民ホールや創作教室など、多彩な文化活動も行われています。

現在、美術館を交流拠点とした「和泉・久保惣ミュージアムタウン構想」の取り組みが行われ、泉北高速「和泉中央」駅から「和泉市久保惣記念美術館」までの約2㎞のルートに、美術館の収蔵品を現代のクリエイターたちがリライトした30作品が展示されています。葛飾北斎の「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」(葛飾北斎)、「二世坂東三津五郎の石井源蔵」(東洲斎写楽)、「睡蓮」(モネ)、「座る女」(ピカソ)などが新しい感覚で描かれています。

つまり、美術館にあるホンモノの名品とまちに点在する現代アート作品が時代を超えてコラボしているのです。

春は色とりどりの草花で美しいことでしょう

和泉市久保惣記念美術館
和泉市内田町3-6-12
休館は月曜、祝日の場合翌日
常設展一般500円、高・大生300円、中学生以下無料

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2023/02/22 [Wed]